「初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ…」
本年5月1日から平成が終わり、「令和」の時代になりました。令和は上記の歌から採用されましたが、この出典は日本最古の歌集「万葉集」です。令和にはどのような意味が、また、どのような願いが込められているのでしょうか。
令は令嬢、令息などと使われ、良いとかすばらしいという意味です。一方、和は元号に最も多く使われたそうで、平和、調和、温和などと使われます。また、和には和訳、和洋のように日本を意味しています。こうしてみると自ずと令和には、世の中の平和や穏やかな時代であってほしいとうメッセージを感じます。
さて、本法人は本年6月20日に定時評議員会と理事会を開催し、引き続き理事長として重責を務めることになりました。本法人は昭和61年に創立されましたので、昭和、平成、令和と30年以上にわたり乳幼児から高齢者に至るまで、人生のライフステージにおいて支援を必要とする地域住民に対し、福祉サービスを提供してまいりました。
令和の新時代を迎え、社会福祉法人も改革が求められてます。ガバナンスの強化や財政規律をはじめとする内部管理体制の整備だけではなく、より質の高いサービスが提供できるよう研鑽を続けてまいります。あわせて、社会貢献活動の取り組みなど常に地域の皆さんのニーズに応えられるよう、たゆまぬ努力を重ねてまいる所存です。
今後とも皆様のご支援とご指導をよろしくお願い申し上げます。
令和元年6月
社会福祉法人 東京かたばみ会
理事長 小田切光男
昭和59年 6月12日 |
調布市在住の日橋トラ氏が所有する土地2,294平米を調布市へ寄付 |
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昭和60年 5月 |
調布市は同地に特別養護老人ホームの建設を計画 |
昭和61年 2月6日 |
調布市及び東京都から推薦された者(各7人計14人)をもって(仮称)社会福祉法人東京かたばみ会設立準備会を構成。 代表に町田英一氏を互選 |
昭和61年 2月6日 |
設立準備会は調布市から上記土地の無償貸与を受けて、特別養護老人ホームの建設に着手。 建設計画を東京都に提出 東京都から建設補助の内示 |
昭和61年 10月30日 |
特別養護老人ホーム調布八雲苑新築工事着工 |
昭和61年 12月5日 |
厚生大臣から法人の設立認可 |
昭和61年 12月17日 |
社会福祉法人東京かたばみ会設立登記 |
昭和62年 7月31日 |
調布八雲苑新築:苑舎完成 |
昭和62年 9月1日 |
東京都知事から特別養護老人ホーム(老人デイサービスセンター併設)の認可。 同日から事業開始 |
平成3年 2月1日 |
調布市からの受託事業として、深大寺デイサービスセンター事業開始 老人福祉法などの一部改正に伴い、同3年3月31日、老人デイサービスセンター・老人短期入所事業開設届を東京都に再提出 |
平成7年 3月24日 |
東京都から保育所運営の認可 |
平成7年 4月1日 |
調布市からの受託事業として、調布市立上布田保育園事業開始 |
平成8年 4月1日 |
調布市からの受託事業として、調布市立「ちょうふの里」の運営開始 |
平成8年 6月1日 |
調布市立特別養護老人ホームちょうふの里及び調布市立高齢者在宅サービスセンターちょうふの里事業開始 |
平成8年 10月1日 |
調布市立在宅介護支援センターちょうふの里事業開始 |
平成11年 10月1日 |
東京都知事から調布八雲苑指定居宅介護支援事業所及びちょうふの里指定居宅介護支援事業所の事業者準備指定を受ける。 |
平成12年 4月1日 |
介護保険法施行。同日付東京都知事から次の事業所について事業者指定を受け事業開始 ・調布八雲苑(介護老人福祉施設) ・調布八雲苑(短期入所生活介護事業) ・高齢者在宅サービスセンター調布八雲苑(通所介護事業) ・調布八雲苑指定居宅介護支援事業所(居宅介護支援事業) ・ちょうふの里指定居宅介護支援事業所(居宅介護支援事業) ・ちょうふの里指定訪問介護事業所(訪問事業) |
平成12年 7月1日 |
調布市からの受託事業として、調布八雲苑近隣マンションの2室を借り上げ、在宅介護支援センター調布八雲苑の運営委託契約締結。 所在地、東京都調布市八雲台1丁目22番地1 八雲台クリーンハイム101・102号室 |
平成12年 8月10日 |
在宅介護支援センター調布八雲苑開所式挙行。翌11日事業開始 |
平成12年 8月11日 |
在宅介護支援センター調布八雲苑の事業開始に合わせ、調布八雲苑指定居宅介護支援事業所を当該在宅介護支援センター移転 |
平成13年 4月1日 |
高齢者在宅サービスセンター調布八雲苑の併設型通所介護事業利用者定員を15人から20人に増員 |
平成14年 3月29日 |
評議員会を新設。評議員数15人。評議員会新設に併せて、理事定数を12人から7人へ変更 |
平成15年 4月1日 |
障害福祉サービス支援費制度導入。同日付東京都知事から次の事業所について事業者指定を受け事業開始 ・ちょうふの里指定訪問介護事業所(身体障害者居宅介護等事業) ・ちょうふの里指定訪問介護事業所(児童居宅介護等事業) ・ちょうふの里指定訪問介護事業所(知的障害者居宅介護等事業) |
平成15年 10月11日 |
調布八雲苑大規模修繕工事着工 |
平成16年 1月27日 |
理事及び評議員定数変更。理事数7人から6人へ、評議員数15人から13人へそれぞれ変更 |
平成16年 7月31日 |
調布八雲苑大規模修繕工事完了 |
平成18年 3月31日 |
地域包括支援センターへの移行に伴い在宅介護支援センター調布八雲苑、在宅介護支援センターちょうふの里の事業廃止 |
平成18年 4月1日 |
改正介護保険法施行。同日付け東京都から次の事業所について事業者指定を受け事業開始 ・介護予防通所介護 高齢者在宅サービスセンター調布八雲苑 ・介護予防認知症対応型通所介護 高齢者在宅サービスセンター調布八雲苑 ・認知症対応型通所介護 高齢者在宅サービスセンター調布八雲苑 ・介護予防短期入所生活介護 調布八雲苑 ・介護予防通所介護 高齢者在宅サービスセンターちょうふの里 ・介護予防認知症対応型通所介護 高齢者在宅サービスセンターちょうふの里 ・認知症対応型通所介護 高齢者在宅サービスセンターちょうふの里 ・単独型介護予防短期入所生活介護 高齢者在宅サービスセンターちょうふの里 ・併設型介護予防短期入所生活介護 特別養護老人ホームちょうふの里 |
平成18年 4月1日 |
調布市地域包括支援センター調布八雲苑、調布市地域包括支援センターちょうふの里の事業者指定等を調布市から受け事業開始 |
平成18年 10月1日 |
障害者自立支援法の全面施行に伴い、身体障害者居宅介護等事業・知的障害者居宅介護等事業・児童居宅介護等事業が一元化されたため、ちょうふの里指定訪問介護事業について障害福祉サービス事業の事業者指定を受け事業開始 |
平成20年 10月1日 |
調布市多摩川1丁目に調布なないろ保育園を開園 |
平成20年 10月20日 |
調布市からの受託事業として、調布市立なないろ学童クラブ事業開始 |
平成21年 10月13日 |
調布市からの受託事業として、調布市立わかば学童クラブ事業開始 |
平成23年 12月10日 |
小規模特別養護老人ホーム(ユニット型介護老人福祉施設)神代の杜新築工事着工 |
平成23年 12月17日 |
法人創立25周年を迎える。記念式典を挙行 |
平成24年 6月30日 |
神代の杜、建物完成 |
平成24年 9月1日 |
小規模特別養護老人ホーム神代の杜、開設 |
平成24年 10月1日 |
神代の杜(ショートステイ)事業開始 |
平成25年 4月1日 |
社会福祉法の一部改正(平成23年8月30日公布)に伴い、本法人の所轄庁が東京都知事から調布市長へ変更 |
平成27年 4月1日 |
調布市からの受託事業として次の事業を開始 ・調布市立なないろ第1学童クラブ(※なないろ学童クラブを分割) ・調布市立なないろ第2クラブ(※なないろ学童クラブを分割) ・調布市立多摩川小学校学童クラブ ・調布市立第三小学校学童クラブ ・調布市立若葉小学校ユーフォー ・調布市立緑ヶ丘小学校ユーフォー ・調布市立富士見台小学校ユーフォー ・調布市立多摩川小学校ユーフォー ・調布市立第三小学校ユーフォー ・調布市立飛田給小学校ユーフォー ・調布市立石原小学校ユーフォー |
平成27年 7月8日 |
災害時に、高齢者等を対象とした避難所として、調布八雲苑及び神代の杜の一部を利用することについて定めた「災害時における施設利用に関する協定」を調布市と締結 |
平成28年 10月1日 |
調布市介護予防・日常生活支援総合事業開始。同日付調布市から次の事業所について事業者指定を受け事業開始 ・国基準通所型サービス事業 高齢者在宅サービスセンター調布八雲苑 ・国基準・市基準訪問型サービス事業 ちょうふの里指定訪問介護事業所 |
平成28年 11月27日 |
法人創立30周年記念式典挙行 |
平成28年 12月17日 |
法人創立30周年を迎える。時崎謙氏に代わり、小田切光男氏が理事長に就任 |
平成29年 1月23日 |
改正社会福祉法に対応した定款の一部変更認可を受ける |
平成29年 4月1日 |
改正社会福祉法施行。同日、平成29年1月23日認可の新定款施行 |
平成30年 12月17日 |
調布市立若葉小学校ユーフォーについて、学校教室が不足していることから、調布市が調布市立第四中学校校庭内に新設した建物の1階部分に移転し、運営開始。 施設概要は次のとおり。 所在地 調布市若葉町3-15-33 構 造 軽量鉄骨造2階建 |
平成31年 1月15日 |
調布市立第三小学校学童クラブについて、待機保留児解消のため、調布市が当該小学校東側の隣地に新設した建物に当該学童クラブを移転させ、第1学童クラブ、第2学童クラブに分割し定員を増員して運営開始本件については、当初、平成30年4月に開設予定であったが、整備予定地周辺が埋蔵文化財包蔵地に指定されており、整備に先立って必要な遺跡の調査を実施したところ、住居跡6件を含む遺構が確認され本調査が行われたために着工が遅れたが、本日移転開設の運びとなった。 施設概要は次のとおり。 名 称 調布市立かみいしわら第1学童クラブ・同第2学童クラブ 所在地 調布市上石原2-16-10 構 造 軽量鉄骨造2階建(1階を第1学童クラブ、2階を第2学童クラブとして使用 定 員 各50人 |
平成31年 4月1日 |
調布市からの受託事業として、調布市が調布市立第四中学校校庭内に新設した建物の1階部分において、調布市からの受託事業として調布市立あおば学童クラブの運営を開始(2階部分は調布市立若葉小学校ユーフォー) 施設概要は次のとおり。 所在地 調布市若葉町3-15-33 構 造 軽量鉄骨造2階建 |
令和2年 4月1日 |
特別養護老人ホーム調布八雲苑(定員60人)に併設するショートステイの利用定員分(4人)を特別養護老人ホームの利用定員に転換し、特別養護老人ホーム調布八雲苑の利用定員を64人に増員。 |
令和3年 3月31日 |
第7期調布市高齢者総合計画により調布市地域包括支援センターの担当地域の見直しがあり、調布市地域包括支援センター調布八雲苑を閉所 |
令和3年 4月1日 |
調布市地域包括支援センターちょうふの里に、新たに「調布市地域包括支援センターちょうふの里サブセンター」を設置 事業所所在地は調布市上石原3丁目54番地2 |
令和3年 4月1日 |
調布市から公私連携法人として指定を受け、調布市から受託経営する「調布市立上布田保育園」を、児童福祉法第56条の8に規定する公私連携型保育所として運営開始 民設民営園となることから、「上布田保育園」に施設名を変更 |
(令和元年6月20日 現在)
理事長 | 小田切 光男 |
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常務理事 | 広田 茂雄 |
理事 | 荻本 貞臣 |
西田 雄次 | |
原山 陽一 | |
横山 宏 | |
監事 | 大槻 健造 |
福田 豊成 | |
評議員 | 小川 時雄 |
坂本 健 | |
澤田 康子 | |
関森 正義 | |
山本 雅章 | |
富澤 省二 | |
内藤 敬子 |
本法人では、法人全体が共有できる価値観を持ち、それにむけてたゆまぬ努力をし、明るい未来を創造するため、法人全職員の意識を統合、収斂するものとしての「経営理念」を掲げています。
経営理念では、本法人は何のために社会的に存在するのかという「存在意義」、経営を行う上で重んずる「経営の姿勢」、法人職員が心掛ける「行動規範」を定めています。
私たち社会福祉法人東京かたばみ会は、介護・支援・保育・育成を必要とする地域住民に対して、一人ひとりが安心でき、価値あるものと受けとめられるサービスを提供することにより、法人の各施設が「選ばれる施設」になることを目指します。
そのために、人間愛をベースとし、職員の専門的知識・技術の更なる向上を図り、質の高いサービスを提供します。
また、老人福祉施設と児童福祉施設という世代間交流のできる環境を活用します。
更に、これまでの地域の信頼と共感を大切にします。
そして、経営理念に基づき、何をポイントに経営を進め、法人の将来像は何かを経営方針で示しました。
地域社会の一員としての自覚を持ち、保健・医療など関連機関との連携を強化し、地域福祉の貢献に努める。
利用者一人ひとりのニーズと意志を尊重し、自立の支援と生活の質の向上に努める。また、乳幼児及び児童が心身ともに健やかに育成されるよう努める。
新たな視点で「観て、考えて、行動」する幅広い視野を持った自立的な職員の育成を図るため、専門性の向上に努める。
情報公開を積極的に行い、法人に対する信頼と理解を得られるよう努める。
質の高い総合的なサービスを継続して提供していくために、 経営の安定化を図る。